歯科衛生士国家試験が受けられるのは全国で10箇所だけ
歯科衛生士の資格は文部科学大臣が指定した歯科衛生士学校、または都道府県知事が指定した歯科衛生士養成所を卒業し、国家試験を受けて合格することで取得することが出来ます。
この歯科衛生士国家試験ですが、受験会場は北海道、宮城県、千葉県、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県の10箇所のみです。
私がこれを知ったのは願書を出す時期で、割と直前まで知らずにいた暢気な受験生でした。
各都道府県に一箇所ずつ会場があるものだと思い込んでいました。
宿を取るなら早めに!会場へのアクセス方法は何パターンか想定すること
受験会場が遠方であれば前日入りして宿を取る必要があります。
例えば福岡の受験会場には九州全域から受験生が集まりますので会場周辺のホテルがあっという間に埋まってしまいます。
早めに予約しましょう。
また、土地勘が無い上に雪などの急なトラブルに遭遇する可能性も考えて何パターンか会場へのアクセス方法を考えておきましょう。
東京で試験が受けられない
ところで全国10箇所の受験会場をもう一度よく見て下さい。
北海道、宮城県、千葉県、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県
東京が含まれて居ないことに驚きませんか。
地方に住んでいるのであれば受験会場が他県になるかもしれないという考えが浮かぶかもしれませんが、東京に住んでいたら当たり前に東京で受験出来ると思い込んでしまうのではないでしょうか。
気をつけて!
当時、鹿児島県に住んでいた私の歯科衛生士受験
学生当時、私が住んでいたのは鹿児島県、受験会場は福岡県。
学校側がバスとホテルを手配していたので、学校に集合して受験生全員でバスに乗って前日に福岡入り、途中大宰府天満宮で合格祈願をしてホテルへ到着、前日は早めに休んで翌日バスで受験会場の福岡の某大学へ移動して受験、バスで鹿児島へ帰る、という流れでした。
受験前日、福岡で雪が降っていたのを記憶しています。
当日早起きして会場まで行けるだろうという人でも何があるか分からないのでホテルを取って前日入りしておいた方が安心ではないかと思います。
あとね、受験前日家にひとりで過ごすよりは一緒に受験する仲間と過ごす方が何となく落ち着ける気がします。
「昨日は全然勉強しないで早く寝ちゃった」
「今更あがいても無駄だし何もしてないよー」
という上っ面の会話で疑心暗鬼になることもありません。
そして受験後、今まで飯、風呂、睡眠以外は全て勉強!という生活をしていた反動から福岡で馬鹿みたいに買い物しまくり、鹿児島に帰って冷静になってから「何でこんなん買ったんや・・・」と後悔した記憶あり。
受験をしたのはもう10年近く前。
あんなに勉強して物凄く緊張しながら試験を受けたはずなのに大宰府で参拝したことや試験後に爆買いした記憶が強く、試験中のことや、試験会場の雰囲気とか全然思い出せません。
嫌な部分だけすっぽりと忘れてしまったようです。
歯科衛生士は合格率の高い国家資格ですが、だからといって適当な勉強で受かるわけではなく、絶対に合格する見込みのある生徒しか学校が試験を受けさせないというカラクリがあったりもするんですよね。
つらかったなぁあの日々、実習の次に。