お母さんは歯科衛生士

子供2人育てながらゆるーくパートで歯科衛生士。


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おばさんの歯科衛生士っているの?若い人だけ?年齢制限は?

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歯科衛生士=若いうちしか働けない

そんなイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。

若いというのが何歳までをイメージするのかは人それぞれですが、40代50代の歯科衛生士も臨床の現場で活躍しています。

自分以外は全員30代以上という職場で働いた事があります。

50代のスタッフと一緒に働いた事もあります。

ちなみにその人は若い時から同じ職場でずっと働き続けているわけではなく、50代になってから面接を受け採用されています。

 

そもそもなぜ若い人の職業というイメージなのか

医療もののドラマではベテランの看護師長が登場したりしますが、まれに歯医者が出てくるシーンで30代以降の歯科衛生士、または助手の姿を見たことがありません。

なぜ歯科衛生士は若い人の職業というイメージが付いているのでしょうか。

 

妊娠を機に退職する人が多いから

まずはこれが理由に挙げられると思います。

個人経営の歯科医院では産休・育休制度がしっかり確立されていないことが多いので、妊娠をきっかけに退職する人が多いのです。

産休・育休が取れれば復職する人は増えると思いますが、子育てで現場を離れ、数年のブランクを抱えて歯科衛生士としての再就職先を探すのを躊躇する人は少なくありません。

 

忙しい時間帯に働いていない

もちろん育児が落ち着いてから復帰する人もいます。

私も上の子を産んだあとブランクを抱えて歯科衛生士に復帰しました。

しかし家事育児をしながらパートとして働く歯科衛生士は大体午前中のみか夕方までの勤務体制を取っています。

しかし歯科医院が忙しいのは学校や会社終わりの患者が増える夕方以降です。

したがって患者が多い時間帯に主婦世代の歯科衛生士が居ないことが多い為、若い人しか働いていないというイメージが付いているのではないかと思います。

 

体力的にきつい

ある程度年齢を重ねると歯科衛生士の仕事は体力的にきつい面が出てきます。

基本的に立ち仕事で前屈みの姿勢を取る事が多いので腰を痛めやすいです。

コルセットを巻いて働いている人もいますし、休日は整体に通っている人もいます。

また、細かい作業が多いので目を酷使します。

女性は偏頭痛持ちが少なくありませんので、目の疲労から頭痛が悪化することがあります。

体力的には楽そうに見えるかもしれませんが意外とハードなんです。

 

若くなくても需要はある

歯科衛生士は若い人にだけ有利な職業ではありません。

ある程度の年齢だからこその強みがあります。

若いスタッフよりも患者に安心感を与えられることも多いでしょうし、説得力のある指導をすることが出来ます。

出産、育児経験があれば悪阻で歯磨きが困難な妊婦への指導も自分の経験を活かせますし、小さな子供に対する対応もナチュラルです。

介護の経験があれば高齢の患者の付き添いの方へも的確なアドバイスが出来るでしょう。

 

年齢を重ねても就職先はある

学校や仕事帰りの患者が来院する夕方以降が歯科医院は忙しくなると先ほど書きました。

午前中からお昼過ぎまでは比較的高齢の患者や小さな子供連れの患者が多い傾向があります。

まさに、主婦世代の歯科衛生士が働きやすい時間帯にこそ、若いだけではない歯科衛生士が求められているのではないでしょうか。

 

歯科衛生士に年齢制限はない

自分の体力とやる気が伴えば歯科衛生士に年齢制限はありません。

事実、定年まで臨床で働いていたという歯科衛生士の話を聞いたことがあります。

若い人だけの職業じゃないよ、おばちゃんだって結構頑張ってるよ、っていうのをちょっと知っておいて貰えると嬉しいなと思います。

 


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