歯科衛生士の給料ってどうなの?待遇は?
歯科衛生士の給料は個人歯科医院に務めるか、総合病院の歯科に勤めるか、市の職員になり保健所に務めるか、歯科関連の企業に勤めるかで変わりますが個人歯科医院に勤める場合新卒で大体18万~20万程度です。
地方か都市部かによっても変わりますが、一般企業の初任給と大きな違いはありません。
勤務年数により昇給があるのがほとんどですので、新卒に限らず全体的な平均で見ると25万前後でしょうか。
これの給料を多いとみるか少ないとみるか
ほぼ残業はなく、よっぽどのことがない限り休日出勤もない、就職先に困る事も殆ど無い。
これで一般的な会社員と同程度の給料がもらえるなら良い条件だと考える人もいるかもしれません。
が、それだけで判断しないように気を付けて下さい。
福利厚生に注意
個人歯科医院の場合、社保に加入しておらず自分で毎月国民保険料を支払う必要がある場合が多いです。年金についても同じです。
新卒で20万貰ったとしてもそこから保険料や年金を差し引くと厳しい金額になってしまいます。
拘束時間が長い
個人歯科医院は仕事終わりの患者さんを受け入れる為、一般的な企業より勤務終了時間が遅いことが多いです。
その分昼休みが長い傾向にありますが、仕事をしていないとはいえ職場に居なくてはならないので拘束時間は長くなります。
私が正社員として働いていた頃は大体朝の8時半~夜の8時頃まで職場に居ました。
治療が長引くと夜9時を回ることもあったので毎日12時間以上職場に拘束されることになります。
産休、育休がとれないことがある
少人数で経営している個人歯科医院では産休、育休制度がなく妊娠を機に退職するパターンを取る人が多くいます。
産後しばらくしてから元の職場に戻る場合も、休んでいる間の給与は出ません。
もちろん悪い面ばかりではない
ここまで読むとせっかく学校に通って資格を取ってもあまりメリットはない職業だと思うかもしれませんが、もちろん悪い面ばかりではありません。
転職しやすい
コンビニよりも多いと言われる歯科医院、もちろんその分だけ転職もしやすくなります。
私は夫の仕事であちこち引越しを繰り返していますが、どの土地に行っても職探しに困る事はありませんでした。
これは手に職を持っている強みです。
時給が高い
正社員ではなく、パートやアルバイトで働こうと思ったとき、歯科衛生士の仕事は一般的なパート、アルバイトの仕事よりは時給が高いです。
産後、子供がある程度大きくなるまではパートで働くという選択をとる場合とても助かります。
以上、歯科衛生士の給与面と働く上での待遇について書いてみました。
歯科衛生士という職業が選択肢のひとつにある人の参考になりましたでしょうか。