お母さんは歯科衛生士

子供2人育てながらゆるーくパートで歯科衛生士。


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実はこれかも、口臭の原因と予防方法

臭いがきついものは食べてないのになぁ、歯磨きも丁寧にしているのになぁ、それなのに口臭が気になる。

歯科の観点から考えられる主な原因は磨き残し虫歯、歯周病、ドライマウスの4つです。

 

口臭の原因、磨き残し

「一生懸命磨いている」と「きちんと磨けている」はイコールではなく、自分では時間を掛けて丁寧に磨いているつもりでも本当に歯垢が除去出来ているかは分かりません。

磨き残し部分が赤く染まる歯垢染色液を使ってみると意外な所が真っ赤に染まって驚くはず。

多くの歯科医院で販売していますし、ドラッグストアで購入することも可能なので一度試してみましょう。 ※服に付くと落ちにくいので注意

もっと手軽に確認するのなら、歯磨きの後に自分の舌で歯の表面をなぞってみてください。

ツルッとした部分とそうでない部分があると思います。

特に奥の歯の頬側、内側は歯ブラシが当たりにくい部位です、ザラッとした感触が残っていたらもう一度磨きましょう。

1番のおすすめは歯科医院で定期的にクリーニングを受け、ブラッシング指導を受けることです。

 

口臭の原因、虫歯

小さな虫歯から臭いは発生しませんが、進行して穴が大きくなると食べかすや歯垢が溜まり、発酵し、臭いが発生します。

それだけ大きな穴が空いていれば自分で気付くだろうと思うでしょうが、1番奥に生えている歯の奥側の面は大きな穴が空いていても案外気が付かないものです。

詰め物が取れてそのままにしているのも勿論臭いの原因になりますので早く対処しましょう。

虫歯の穴や詰め物が外れてくぼみになっている部分は痛みがなければしっかりブラシで掻き出して汚れを落としておいてください。

 

口臭の原因、歯周病

歯周病が進行すると膿が出るようになり、これが臭いの原因になります。

痛みや腫れがなくても膿が出ることもあります。

ほとんどの人は膿が出ていることに気が付いていません。

歯周病の恐ろしさは自覚症状無しに病気が進行していくことです。

歯周病は歯茎だけの病気ではなく、歯を支える顎の骨が溶けてしまいます。

骨が溶ける病気、とても怖い病気だと思いませんか。

定期的に検診を受け、歯周病チェックをしましょう。

 

口臭の原因、ドライマウス

唾液の分泌が少ないことで口の中の細菌の数が増えることが口臭の原因になります。

寝ている間は口を動かさないので唾液の分泌が少なくなりますので、寝起きの口が1番臭いと言われる原因になっています。

唾液の分泌は年齢と共に少なくなりますので、年齢を重ねると口の乾燥を感じる人が増えてきます。

キシリトールガムは虫歯予防だけではなく、口を動かし唾液の分泌を促す効果があるのでガムを噛む習慣を付けるのはとてもお勧めです。

お口の中を潤す効果のあるマウススプレーも即効性がありお勧めです。

あと、子供や若い人に多いのが口呼吸で口の中が乾燥しているというパターンです。

無意識の内に口がポカーンと開いていませんか?

「子供の口臭が気になる」というお母さんは普段子供が口をポカーンと開いていないか注意深く観察してください。

その他にはストレスで唾液の分泌が少なくなることもあります。

緊張すると口がカラカラになるという経験をしたことはありませんか?

なるべくストレスの原因を取り除き、リラックスした状態を維持することで口臭の悩みも消えるかもしれません。

 

それでも口臭が気になるときは・・・

磨き残し、虫歯、歯周病、ドライマウス、これら全ての原因を取り除いても口臭が気になる場合、内科的な原因が考えられます。

また、周りの人はまったく口臭を感じていないのに自分では臭う気がして仕方が無い心因性の口臭もあります。

歯科で解決できない口臭もあるので、その時は病院でお医者さんに相談してください。

 


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