流産した時の話
上の子と今お腹にいる子の間にひとり流産してしまった子がいます。
妊娠初期、9週での流産でした。
この時期の流産は良くあることだと聞きますが、心拍確認後で安心した後の流産だったのでショックは大きなものでした。
流産した時の体調の変化ですが、後から思えば何となく悪阻が軽くなっていたような気がします。
私は上の子の時も、現在妊娠中の子も、流産してしまった子の時も悪阻が始まるのが早く5週に入る頃から毎日嘔吐し、食事もろくに食べられない状態になりました。
流産宣告を受ける2日前、気持ち悪いムカムカした感じはあるものの、サッパリしたものが少し口に出来て喜んでいました。
そして2日後の健診にて心拍が確認出来ないと医師から言われました。大きさは週数どおりだったので心拍停止は昨日か一昨日ぐらいのことだろうと言われ、あ…悪阻が少し軽くなったあの日に死んでしまったのかも、と思いました。
「大事なことなので後日、別の医師にも確認してもらいましょう」と言われ、他の妊婦さんに悟られないように涙を必死に堪えながら会計待ちをし、家に帰ったのを覚えています。
家に帰って泣きながら検索しまくりました。
- 9週 流産確率
- 心拍確認後 流産
- 流産診断後 心拍確認
- 流産 誤診
ざっとこんなワードで検索しまくったと思います。
でも1度止まった心臓が動き出した例なんて見つかりません。
もう心拍確認出来ても良い時期なのに中々確認出来ず、流産の診断が下りた後に心拍確認出来たという例はいくつか見つかったのですが。
心拍確認→心拍停止→心拍再確認
そんな例はどんなに検索しても見つからないのです。
後は医師の誤診の可能性に賭ける気持ちになるのですが、前回私の目で見てもはっきり分かったチカチカとした心臓の動きが今回はまったく見えませんでした。医師は何度も何度も角度を変えて時間をかけて見てくれましたが駄目でした。
結局、その3日後に院長立会いの元で再度エコー審査してもらいましたが、やはり心拍は確認出来ず胎児の形が少し溶けかかっているような崩れかかっているような状態になっていました。
その後、涙を堪えながら医師に受け答えしたのは覚えているのですが、具体的にどんな話をしたのかあまり思い出せません。1人で受診せず旦那に付き添って貰った方が良かったのかも。
覚えているのは個室に通されて看護師から手術の流れや注意点が書かれたプリントを渡されながら説明を受けた事、術前の検査の為の採血をされた事です。
手術は2日後に決まりました。
家に帰って泣いて泣いて、少し気持ちを落ち着けてから職場に休みを貰うための連絡をしました。
悪阻が始まるのが早かった事、歯科医院という匂いのキツイ職場だったこと、前かがみの姿勢になると吐き気が堪え切れなくなる事から職場には早めに妊娠の事を伝えていたので、この報告は精神的にキツかったです。
手術が決まってからは今度は流産手術について検索しまくりました。
そして流産経験者の人数の多さに何度も何度も気付かされました。子供を授かって、そして無事に産まれてくるのって全然当たり前の事じゃないんです。
流産して精神的にかなり落ち込みましたが上の子の存在にかなり助けられました。上の子が元気に存在してくれているだけでとてもありがたい事なんです。
手術の話はまた後日。