スマホ一つで一瞬の内に幸せから不安へ突き落とされた話
生後3ヶ月になる息子はよく笑います。
目を合わせるだけでニッコリ微笑む。
こちらが笑いかければ声を出して笑う。
初対面の人に話しかけられても笑顔で反応してくれるので親としてはありがたいし、疲れていても息子が笑ってくれると幸せになれます。
この間ふと、特に深い意味はなく手元にあったスマホで「赤ちゃん よく笑う」と検索したら検索候補の1番上に「赤ちゃん よく笑う 自閉症」の文字が現れました。
ほんの1秒前まで息子の笑顔に癒され幸せを感じていた私は一気に不安に支配されそのまま「赤ちゃん よく笑う 自閉症」をクリックしました。
出てくる記事を読んでいる内に不安は加速し、今度は「自閉症 特徴」だとか「自閉症 いつ分かる」なんてワードで検索。
自分の親世代の人から時々「今はネットで色々情報が得られるから良いよね」と言われることがあります。
確かに子育てをする上でネットで手軽に情報を得られるのはとても便利でありがたい。
しかし溢れる情報の中にはうっかり母親を不安に突き落とす落とし穴が散りばめられています。
不安から逃れたくて検索をし続けるのですが、どの情報を信じるかは結局自分の判断に委ねられている訳なので間逆の情報を見付けて更に混乱したり不安になったりするだけでほとんどは解決出来ません。
ちなみに私は3ヶ月健診で保健師に「気にしなくて大丈夫」と言われるまで不安を解消出来ず、モヤモヤを抱えたまま育児する羽目になったのでした。
スマホが普及する前もパソコンは持っていたので気になる事を検索することはありましたが、スマホを手にしてからは気になっていない事でもふと思い付きで検索する機会が増えました。
そしてうっかり落とし穴にはまってしまうと検索をやめられず、子供が寝た隙や真夜中の布団の中でスマホを見つめ、貴重な睡眠時間を無駄に削ってしまうのです。
手軽にたくさんの情報に触れる機会があることで「もしかして?」とクエッションを持つ機会が増えるのは良いと思います。
それが早めに医療機関を受診したり専門家に相談するきっかけになれば助かることや防げることがたくさんあるからです。
ただ、ネットの中だけで解決しようとするとドツボにはまって無駄に時間と気力を消費することになります。
大人でさえこうなのだから、子供とネットの付き合い方はもっと難しいはず。
今はまだ自分の子は幼児と赤ちゃんなので心配はしていませんが、色々と対策していても知らなくても良い情報をうっかり目にして悩んだり変に影響を受けるんじゃないかと思うと怖いなと思います。